読み物

□感覚麻痺
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お互いに綺麗な存在なんかじゃない

血で真っ赤に汚れてる



今更綺麗になろうなんて思わない。

生と死の境界線に立つあの快感を手放す気も無い


光の当たらない闇に包まれるのが心地よい

同じ匂いがする人間なんて腐るほどいた







だけど





この感覚は甘く痺れる








麻酔のようで













『感覚麻痺』


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