読み物
□愛の戦士
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「む……なんだ突然食事中だぞ空気を読め空気を。ダンゴ」
バシーン!!!
開いたダンボールの中にはゴルゴ線が入った写輪眼な小動物が居た。
認めたくは無いが非常に血を分けた兄に似て……いやいや断じて無い絶対無い。だって小動物だもの、団子食ってたもの、語尾が“ダンゴ”だったもの!!!
疲れてたんだうん。次に開いたらきっと現金とか現金とか現金が入ってるよな
そして俺はまたダンボールをそっと開いた。
「丁度良かった愚かなる弟よ。団子が切れたから買ってきてくれ。あと茶が欲しいダンゴ」
「愚かなる弟……愚かなる弟!?明らかに一番愚かなのお前だよね!?何のうのうとダンボール生活に馴染んでんの!?しかも何でそんな生き物になったんだ!?」
「劇的ビフォー☆アフター」
「黙れ」
残念な事にやはりこの小動物は俺の兄……認めたく無いが兄のうちはイタチだったらしい。目から出てんのはコレ心の汗だから!!涙とかじゃないからね絶対!
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