銀土
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それはあまりにも唐突に
あまりにも非現実的な物が突然現れて
「いやいや、なにコレ、疲れてんの俺!?」
明らかに犬らしき耳のある小さな俺の恋人が、鋭かったはずの……今は大きな瞳で俺を見る。
随分と容姿が変わってしまった君が口を開けて、放った第一声はあまりにも君らしかった。
「拾え」
(真選組の犬を拾った日)
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