U.詩歌

□シガラミ
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''私''
という狭い入れ物に閉じ込められ

身動きさえ取れ不
もがき
あえぎ
苦しんでいた


''らしさ''
なんて分からなかったし

''らしく''
なんて生きたくなかった


其でも君は
優しく受け止め
汚い私を抱き締めた

綺麗な涙を流して
そのままで良いと教えてくれた

只抱き締めてくれる腕が
こんなにも暖かく

只包み込んでくれる胸が
こんなにも広いなんて


初めて気付いた



初めて





思いきり泣けた気がした




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