水の旋律

□あたたかいアイス
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「え?意味って…」


きょとんとした顔で、訊き直すきら。


(……だよな…この鈍いやつが、分かるはずもないよな…)


もはや、自分のことを棚に上げて、ため息をついた優だった。


「どうしたの??ため息なんかついちゃって…?」

「いや、なんでもない……
それじゃあ…僕をあっためてくれ……」


きらがどんな反応を示すか、知りたくなり、優は何気なく訊いた。

「うん!!」


そう言って、きらは手にしていた、アイスを置き、優と向かい合い、正面から抱きしめた。

「――っつ!!」

「…どう?あったかい…??」


きらは、優をぎゅっと抱きしめながら言った。
優は、思いがけないきらの行動に驚いたが、「ここで負けては、いつもと同じだ!」と思い、反撃に出た。


「……まだ、足りない…」




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