水の旋律
□あたたかいアイス
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「……いえ…、“しばしば”です…」
「ったく……でも、まぁ、たまには、素直になってみるのも、いいかもな…こんな、きらを見れるんだったらな…」
「うぅ〜…いつもは、私が優の反応を見て、楽しんでいたのに…」
「自業自得だ」
「…面白くない…そんな優、可愛くない…」
「お前、男に可愛いってなぁ……」
「えい!!」
「んな!?」
きらは、お返しとばかりに優にキスを返した。
「ふふ…これで、いつもと同じだね!!」
「―っつ!!!!」
―なんだかんだ、言いつつ、きらにはやっぱり、勝てない優であった……
果たして、そんな優が、きらに勝てる日は来るのだろうか……??
そんな二人を、忘れられたアイスクリームが、寂しそうに見ていた―
―E N D―