Treasures

□守ろう、君を、貴方を
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昼休み、陽菜がこっそり準備室にくる


それは最早恒例行事だが


今日は私も、陽菜も落ち着かない



たわいない話しをする陽菜を愛しいと思う反面、寂しくもあった



君は、か弱そうで実、とても芯の通った女性だ。きっと恋文の件も自分だけでこなそうと思っているだろう。



「陽菜…」

「はい」



「私に話す事はないか?」



陽菜は驚いた後、笑った



「沢山あります、これからも沢山増えます。だから、貴人さんが傍居てくれたら、長い時も、平気です…」



それは私が聞きたかった事ではなかったが…



「陽菜の望む限り、私の出来る最大限の力を持って、私は君の願いを叶えよう」



そう言ってその唇に口付けた



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