Treasures

□守ろう、君を、貴方を
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安心したように微笑む陽菜



だが、私はやはり心配でならなかった。陽菜を傷つけるものからは、全て私が守りたいと思ったからだ。


自己満足と言われてもいい、私は不器用だから



それ位しか、出来ないんだ…









放課後の裏庭


男子生徒は待っていた


私も、待っていた



現れた陽菜は、相手が口を開く前に頭を下げた



「私には一緒に生きたい人が居るので貴方の気持ちは受け入れられません。ごめんなさい」



それは私から見れば凛とした美しさだったが


男子生徒は腹を立てた様子だった


何やら文句を言っているようだ


その言葉に陽菜は


傷付いていないだろうか?



男子生徒が陽菜の腕を掴んだ



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