水の旋律
□雪見酒
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――なのに
あいつが見せる表情、仕草、纏う空気……
今まで、感じたことのない安心感を覚えると、同時に
どうしようもない、
――焦燥感―
あいつがいないと、
落ち着かない…
あいつが他のヤツに微笑んでいると、苛立つ…
こんな感情…
名前を付けてしまうことは、たやすいことだったが、オレは認めたくなかった…
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