The Original Story
□彼女の憂鬱
4ページ/8ページ
「それって、親公認ってことじゃん!!」
大学の友達は、そう言うけど…
「…まぁ、正確には母親だけど…」
「いいなぁ〜…それじゃあさ、大学卒業したら、ゴールイン!?」
「知らないよ…そんなの…」
「…?嬉しくないの?」
「…って、付き合ってもいないのに、結婚なんて考えられるわけないでしょ!?」
そこまで話、もっていかないでよ…飛躍しすぎだよ、まったく…
…ってなわけで、あの質問の返答には、考えざるをえない…
告白されたわけでもなく、同窓会で会っても話すこともない…
一体何考えてるんだか…どう思っているだか…
宙ぶらりんなわけで…
こんな状況、いつまで続くんだか…ある意味、生殺し(?)状態…
私だって、何もただ待っているばかりじゃない…
母に携帯の番号とメールアドレスを書いた紙を、要に渡してもらったりしたんだけど…
来ない…いつまで待っても来ない…(現在進行中…)
ここまでしても、連絡がないんだから、もう諦めた方がいいかもしれない…と思っても、相も変わらず、ヤツは家にやって来る…
何度、鳴らない電話を握り締めたことか…(殺意を込めて)
いい加減、はっきりしてほしい…