お題小話
□バカップルヘ30題
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02.入試前夜
「入試前日って、何を思ってるかな…」
「いきなり、何だ？」
「うぅ〜ん…だってさ、明日さ、自分の進路が決まるのなら、その前日は何を思っているのかなぁと思って…」
「人に分かるように言えよ…」
「いや、だからね…その進む先によっては、今まで一緒にいられた人と離れなければいけないかもしれない…」
「……」
「…そう考えたら、入試って怖いな…って…」
「お前、バカか？」
「――んなっ！？」
「ベタベタくっついていないと恋愛はできないのか？離れてダメにならないように、努力しようと思わないのか？少なくとも僕はお前とそんなことで別れたりしないっ！」
「優…ありがとう///」
「あっ///いや…これは、あくまで僕の私見であってだな…他のヤツに当てはまるとは限らな…」
「私にも当てはまるよ？私と優は、そんなヤワな関係じゃないもんね！」
「あぁ…まぁ…そうだな…お前みたいな気の強いヤツ、僕しか相手できないからな…」
「それを言うなら！優みたいな言葉と気持ちがちぐはぐな、わかりにくい人なんて私にしか面倒みれないんだからねっ！」
「……」
「……」
「フ…まぁ、お互い様ってヤツだな…」
「うん！きっとそれでいいんだと思うよ！」
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うぅ〜ん…
きらと優の進路って、どうなんだろう…
きらは公務員って書いていたけど…一謡の郷に行くのかな？
優は…？
二人で涼先生の跡を継いで、道場の師範になってもいいよね…