Treasures

□ドキドキ☆メモリアル
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「あれ?シスター達出掛けてるのかな?ごめんね、優。今なんか飲み物持って行くから先に私の部屋に行ってて」

「ああ…」




きらに誘われやって来た柏木ホーム

だがそこには誰もいなく、きらと二人っきりになってしまった…




ど、どうする…

柏木ホームに来るのも、きらの部屋に入るのも初めてではない


だけどいつも邪魔して来る柏木もいない

これはチャンスなのか!?

って何を考えているんだ僕は!!!




「設楽、百面相」

「ぎゃぁぁぁぁ!!!」



突然耳元で囁かれ、慌てて振り返ると、そこには件の邪魔者……柏木好春が立っていた



「柏木!?」

「設楽、顔真っ赤だよ?ちぃ姉の部屋でエロい事でも考えてた?」

「なっ!?////ま、まだ考えてない!!!」

「まだって…設楽のむっつり〜」

「〜〜〜っ」




くそっ…否定出来ない自分が悲しい…




「それより設楽、足元にあるのちぃ姉の大切な物だから踏まないように気をつけてね」

「え…?きらの?」



言われて足元にある物を手に取った

それは所謂、ゲームソフトというやつで





「『ドキドキ☆メモリアル』?なんだこれは…」

「ドキ☆メモ知らないの?ちぃ姉が今1番はまってるものなのに…それでも恋人?」

「っ!?」



言われてみれば…

僕はきらの好きな物…あんまり知らない


柏木は知っているのに…




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