小説

□ワタシノ身体
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また、やられた・・・





好きじゃないのに
押し倒された。
「お疲れちゃん、はい200円。」
ネルって愛する人とするんじゃないの?


「お前の身体安いから
それで玩具でも買えば?」 男は、鼻で笑いながら部屋から出ていった。
何が安いよ・・・
何がオモチャよ・・・
ウザい

下へ降りていくと母がお酒飲みながら私に話しかけてきた。
「あら、お疲れ。
どうだった?お客さんとの」
「好きでもない奴と寝たくもないっ!」
私はキッパリと言って、自分の部屋に行った。
何が楽しいのよ・・・
私・・・まだ16よ?
ママが・・・なんでキャバなんてやり始めたのかわかんない!


ごめんね、秋良(アキラ)。
こんなコトしてる・・・
ごめん・・・ごめん・・・

―――次の日
ポンッ
急に肩を叩かれた。
振り向くと彼氏の秋良だった。
ニカッと笑って「はよ〜☆」と言ってきた。私も笑顔で「おはよう。」っと返した。―すると
ちゅっと軽くキスをしてきた。それから、急にふわっと身体が浮いた感じがした。
気づくと秋良に押し倒されていた。秋良の手が私のカラダに触れようとする・・・
パシッ
秋良は、驚いたような顔をしてすぐに「ごめん。」っと謝って、行ってしまった。
悪いのは私だ・・・。
本当にゴメンナサイ。


それから・・・私は売りモノ身体になった。
何度謝っても私の身体は否定する。




早く貴方専用のカラダになりたい。


еиd
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