書物棚2

□よとぎのこころえべんきょうちゅう。
2ページ/4ページ

「…やりやすい…様に…して、おいたから…」
…!?
「三成殿、まさか風呂場で…?!」
三成殿が頷く。
膝を折り、目線を三成殿に合わせる。
「ありがとうございます。で、いいのでしょうか?この場合は」
「…知らん」
恥ずかしそうに俯く三成殿。
「ん〜、いいはずです。だって、私の為にして頂いた事ですから」
にやけた自分を隠す為と、三成殿が愛しかったので私は、三成殿に口付けて、倒した。
利き手を三成殿の下部に滑らすと、そこは既に限界のご様子だった。
もしや…風呂場からずっと我慢を…?
「…幸村…そこじゃなくて…っ」
「でも、一度出しておいた方が楽ですよ」
優しく指で包んで、扱く。
「折角…慣らしたのに…ぁっ」
粘着質な白いそれが私の指を伝う。
「……これでは…元に戻ってしまう」
「いいですよ。その…そこの準備するのも愉しみですから…」
「…………俺の苦労は?」
呟かれた言葉に角はない。よかった。
三成殿の気持ちは凄く嬉しかったのですが、色々触れてみたかったのも事実。
「すみませぬ」
すぐに挿れて、はい、終わり、てのも味気ないし、何より…そんなの相手に悪い気がする。
「…もう、よい…幸村の事だから何か理由があるのだろ?」
「はい。好きな方は大切にしたいので」
「…?」
三成殿は不思議そうな顔をした。
「沢山愛させて下さいませ」
「…!」
三成殿が顔を逸らした。
「…恥ずかしい奴め…だが…悪くない」
嬉しかった。
言葉が終わると私は三成殿を抱きしめた。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ