ツバサのセカイ語り物

□五つ目の約束
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最近の黒鋼は、仕事の都合でファイと食事に行く事が出来て無いようです。

また、この日、黒鋼は久しぶりにあの人物と会っていたのですが運悪く、それを見られてしまったのです。



━夜━



ファイは机に向かって何か書いています。


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黒様へ


オレはさっき見ちゃいました。

黒様が可愛い可愛い知世ちゃんと一緒に、とってもとっても楽しそうに、オレには見せた事のないような笑顔で食事をしてるところ…。

最近、オレと一緒に食事してくれないのは、そのためだったんだね。

オレはとても哀しいです。こそこそとオレに内緒で、いつも知世ちゃんと一緒に食事してたなんて。

どうして隠してたの?
別に隠さなくたっていいじゃない!

でも、言っておきますが、オレは黒様みたいに、他の誰かと一緒に食事したからって、君に当たったりはしません。

束縛するつもりはありません!

だから、もう勝手にして下さーい!!

オレは黒様の事が好きでした。

愛してくれてると信じてました。

でも、もういいから!
もう勝手にしてね!


       ファイ



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ファイ
「よし。後はこの手紙を黒ぷーの部屋に置いておけば…」


ファイは先程書きあげた手紙を持って、黒鋼の部屋へと向かいます。


ファイ
「これでちょっとはオレの事も気にしてくれるかなー。………逆ギレされたりしてー」



ホテルの通路を歩くファイの後ろを附けている少女と一匹がいます。



サクラ
「モコちゃん、これって…」


モコナ
「うん♪面白くなるかも!!」



  
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