ツバサのセカイ語り物
□楽しい一日
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「ファイさーん♪日焼け止め塗ってあげますね♪」
「いいよー、自分で塗れるからね」
「モコナも塗ってあげる♪」
「いいってばー♪」
ファイは笑っていたがサクラは少し怒った。
「ファイさん!せっかくの真っ白なお肌が台無しになりますよ!」
「別に塗らないって言ってないよー」
モコナはファイの言葉は無視する。
「ファイー、お陽様に焼けたら黒鋼にまた嫌われちゃうかも!」
「えー、そんなー」
「だったら大人しく塗られなさい!」
サクラはそう言うとモコナに日焼け止めを渡した。
モコナがそのふわふわの手でファイにそれを塗っていく。
「きゃー、くすぐったいよー」
「ファイ!じっと出来ないの!?」
「だってー」
その時サクラがファイにある物を見せた。
「ファイさん!!…縛られたいですか?」
それはロープだった。
「…………嫌です」
「じゃあ、いい子にしましょうねー」
サクラはファイの頭を撫でた。
…サクラちゃんって、こんな子だったっけ?
「ファイさん!声に出てますっ!」
※この後ロープが使われたかどうかはご想像にお任せします。
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