ツバサのセカイ語り物

□楽しい一日
6ページ/6ページ


「分かってるくせにー」


「お前もな」



ファイは今夜こそは優しくされると思い込んでいたが、それも束の間…




「…なあ」


「何?」


「行ったのか?」


「まだだけど?」


「馬鹿か、てめぇ」


黒鋼は吹き出してしまった。


「何が?」


ファイは分かっていない。

「家に行ったのか?って聞いてんだよ!」


ファイは驚きを隠せなかった。


「なんで知ってるの!?」


「てめぇが自分で言ったんだろ。…俺をなめんな」


黒鋼の笑みが変わり、ファイは恐怖をおぼえる。


「ごめん…許してー」



「もう遅ぇよ」





この後、高い悲鳴があがった事は言うまでもない。





サクラ
「モコちゃん、ファイさん大丈夫かな」


モコナ
「大丈夫♪黒鋼は喜んでるから!!」


サクラ
「そうよねー」


小狼
(今の話…噛み合ってないと思う…)



サクラ
「明日も頑張ろうね」


モコナ
「ファイ遊びだね」


サクラ
「その通り♪」



小狼
(そっちは噛み合うのか?)



そして楽しい一日はあっという間に過ぎたのだった。


ファイ
「オレは楽しくなかったです」


黒鋼
「足りねぇってか?」
(↑訳したらしい)


ファイ
「違うってば!」
(↑不正解だったらしい)
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ