ツバサのセカイ語り物
□楽しい一日
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「分かってるくせにー」
「お前もな」
ファイは今夜こそは優しくされると思い込んでいたが、それも束の間…
「…なあ」
「何?」
「行ったのか?」
「まだだけど?」
「馬鹿か、てめぇ」
黒鋼は吹き出してしまった。
「何が?」
ファイは分かっていない。
「家に行ったのか?って聞いてんだよ!」
ファイは驚きを隠せなかった。
「なんで知ってるの!?」
「てめぇが自分で言ったんだろ。…俺をなめんな」
黒鋼の笑みが変わり、ファイは恐怖をおぼえる。
「ごめん…許してー」
「もう遅ぇよ」
この後、高い悲鳴があがった事は言うまでもない。
サクラ
「モコちゃん、ファイさん大丈夫かな」
モコナ
「大丈夫♪黒鋼は喜んでるから!!」
サクラ
「そうよねー」
小狼
(今の話…噛み合ってないと思う…)
サクラ
「明日も頑張ろうね」
モコナ
「ファイ遊びだね」
サクラ
「その通り♪」
小狼
(そっちは噛み合うのか?)
そして楽しい一日はあっという間に過ぎたのだった。
ファイ
「オレは楽しくなかったです」
黒鋼
「足りねぇってか?」
(↑訳したらしい)
ファイ
「違うってば!」
(↑不正解だったらしい)