ツバサのセカイ語り物
□サクラ と モコナ の交換日記
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次の日...
━朝━
ファイは台本で台詞の確認中。そこにファイのマネージャーが来た。
「おはようございます、ファイさん」
ファイ
「あ、ゆきさん!おはようございまーす」
ゆき
「その顔だと、昨日はよく眠れたみたいですね。安心しました」
ファイ
「ええ♪お陰さまでー」
ゆき
「やっぱり少し飲むだけで全然違うでしょう?でも、飲み過ぎは気を付けてくださいね」
ファイ
「はーい」
ゆき
「じゃあ今日も撮影頑張ってください」
サクラ
「ね、モコちゃん。やっぱり未だ残ってるみたいだよね?」
モコナ
「よーし!気合いいれていこう!」
サクラ・モコナ
「おう!」
━夜━
ファイの部屋でノックがする。
コンコン!
コンコンコン!
サクラ
「ファイさーん」
モコナ
「ファイー」
「………………」
サクラ
「あれー?」
モコナ
「いない?でも、モコナちゃんと見張ってたよ!」
サクラ
「まさか、もう飲んで寝ちゃった…とか?」
モコナ
「じゃあファイの寝顔見れるー!」
サクラ
「わぁ!いいよねー、それ♪でも、鍵どうするの?」
モコナ
「よーし、侑子に頼もう………侑子ー」
侑子
「あら、モコナ。どうしたの?」
モコナ
「あのね、お願いがあるの」
侑子
「何かしら?」
モコナ
「ファイの部屋の鍵を送ってー」
侑子
「いいけど…でーも」
サクラ
「お礼はちゃんとします」
侑子
「あら、いい物持ってるじゃない♪」
サクラ
「そうだ!じゃあお礼はこの中から一本選らんでください♪」
サクラはたくさん用意した酒を見せた。
侑子
「じゃあその赤いラベルのを貰おうかしら」
サクラ
「分かりました♪」
モコナ
「行くよー」
酒と交換されてファイの部屋の鍵が届く。
モコナ
「ぷう♪」
サクラ
「ゲット♪」
サクラはその鍵でファイのドアを開けた。
サクラ
「モコちゃん、そーっとね」
モコナ
「そーっと…そーっと」
入るとシャワーの音が聞こえてきた。