REBORNの世界
□問題って…コレ?
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ミーン ミーン……
ツナの家に来て少しだけ自分らしさがでてきている気がするーー…
「……(ツナって…不思議)」
そんな事を考えながら私はベットから下りた
ガチャンッ!!ドンッ!
「えーー…」
何かに当たる音がしてフッと下を見ると、
そこにはモジャモジャ頭の牛柄の服を着た男の子がいた。
「が・ま・ん」
「あ…ιごめんなs「うわわああぁぁ」
やってしまった……ι
子供は正直にいえば苦手なんだけどーー…
「…ごめんね」
とりあえず抱っこしてみるーーーー…。
「キミ、名前は?」
「グス…ッ…オレっち、ランボさんだもんね」
「ランボっていうんだ、私は高瀬紗弥よ」
「紗弥……?」
「うん、ヨロシクね」
ニコッと笑うと、その子は顔を真っ赤にさせた。
「ら…ランボさん!紗弥の事好きだもんね!」
「!!…そう、ありがとう」
本当にこっちに来てから私……変になったかもーーーー…。
こんな事が嬉しく感じるなんて……あの頃の私とはなにが違う……
「ランボ、ありがとうね」
¨殺すのだ、誰でもーーーー…子供だろうが、容赦するな¨
私はランボを握り締める手が強くなったーー
¨やめててぇぇ!!¨
「ん〜…紗弥…?」
「あ…ごめん」
強く握りすぎてランボが苦しんでいるのを気付いてなかったーー…
「…っ……ごめんね……」
涙が止めどなく流れて私はその場に崩れた…
¨もう…貴様は使えない¨
「…ら…ランボさん!アメあげるもんね!」
そう言って、私に出してくれたのは紫色の飴玉だったーー…。
「……うん、ありがとう…」
私はランボと笑って、そのまま…ずっと話をしたーーーー…。
だけどーー…話疲れて眠ってしまったのか、ランボは私の腕の中で小さく寝息をしていたーーーー…。
「ありがとう……」
私は小さく髪を撫でるとまた…小さく泣いた
私に逃げる場所なんかない