REBORNの世界

□連載☆番外編
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「……キミ、待ちなよ」

「い・や!!立ち止まる気なんてありませんから」


「いい加減に風紀委員になったら?」


「残念ですが…あたしはどこの委員会にも入る気なんてありませんから(爽笑)」



…なんなんですか?嫌がらせですか?

ただいま、あたしは昇降口で雲雀 恭弥と話をしているんだけど…

これも、もう5日ぐらい続いてんだよね……

「ハァ…いい加減に引いてください…授業に遅れるんで」


「僕の頼み事よりも授業を大切にするの?」

「当たり前じゃないですか、中学生なんですから」


そう言って階段を上がっていくーー…しかし、それを易々許すワケでもなく……ガンッ!!!!



ドカッ!!



「早く教室行きたいんですけどー……雲雀恭弥」


「なら、風紀委員になればいい」


目の前には余裕の表情を見せる雲雀 恭弥…


苦笑いをしながらも攻撃を避けるーー…



早く行かないと本当に授業に遅れるし……



ツナ達に心配かけちゃうだろうし?



決着をつけましょう?



「さようならーー」
 バアンッ!!!!
 


周りに煙が沸きあがると雲雀の視界が真っ白になるーー


「…またやられた」


雲雀の呟きはその場に響いていた。















「紗弥の奴…遅いですね」

「やっぱり、また…雲雀さんに捕まったのかな…」

「……」


ツナ達が会話をしていると、廊下からは大きな足音が聞こえた。



ガラッ!!



「高瀬!!遅い…
「風紀委員長に呼び出しくらってました」


そう言えば青ざめた顔をしながら¨そうか…¨ と呟く教師ーー



「お…おはよ、紗弥」


「おはよ、ツナ」


「てめぇ…また雲雀に呼び出されたのかよ」


「委員会の勧誘よ、ああ…心配しないで?コッチはそんな気ないから」



「で、早く…あれをなんとかしろ」


隼人が指差した方には顔を伏せながら座っている山本の姿があった。


「あれ、を私にどうしろというのよ?」


ツナや隼人の方を向くとツナは苦笑いしながら隼人はケッといいながらーー


「紗弥のこと心配だったんだよ、山本」
 


「野球バカがさっきからうるせぇんだよ」


「はぁ…なによ、ソレ?あたしにどうしろと?」


「とりあえず話かけてきなよ、ね?」


「はぁ〜…」


あたしは溜め息をつきながらも山本の席へと近付いた。
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