†ダブルオー†
□想い
1ページ/6ページ
今、スメラギに呼ばれクルーにいた。ヴァーチェのことなどでの指示のあと、スメラギはひと呼吸置き
「最近調子悪いんじゃない?」
とティエリアへコップを差し出す。中に水のような透明な液体が入っていた。
「これは栄養ドリンク。飲みなさいよ?あなたが本調子じゃないとミッションできないじゃない。」
ティエリアは栄養ドリンクなんて飲みたくなかったが、ミッションが出来ないと言われれば話は別だし、最近調子が悪いと自分では気付いていたが、他人に気付かれる程に今の自分が弱っているなんてと
「ゴクッ」
っと一気に飲み干した。
少し甘酸っぱく、苦さもあった。
不味い。
そう感じ、顔をしかめていたら
「そうそう、部屋戻るついでにアレルヤにコレ渡しといて?」
強引に押し付けられたものはデータチップ。断る理由も気力もなく軽く頷くとティエリアはアレルヤの部屋へと向かった。