†ダブルオー†

□愛確認
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「せっくすって何?」

突然刹那がオレの部屋に来たと思ったら、急に変なことを言い出した。


「はぁ?今なんて言った?」

「だから、せっくすって何?」


(はぁ〜。)

心の中でため息をつく。どうやらオレの聞き間違いではなかったらしい。


「何って言われてもなぁ。」


返答に困るロックオン。


(だってよぉ、刹那に教えていいのか?刹那を汚していいのか?)


そんなロックオンの苦労も知らず答えを急かす刹那。

「えっと、なんて言えばいいんだ。」


目の前には目を輝かせてオレの返答を待っている刹那。


(そうだ、刹那も16歳だ。意味くらい教えても……。いや駄目だ。刹那を汚すわけには。でも……)


ロックオンの頭の中には激しい戦闘が繰り広げられるが、刹那は「何?」とまた答えを催促する。


待ち侘び過ぎたのか刹那は眉を寄せ


「教えてくれないならアレルヤに聞く。」

とふて腐れた顔をしながら回れ右をする。


(アレルヤみたいな鬼畜にそんなこと聞いてみろ。刹那が汚れるどころか黒くなる!



そう思ったロックオンは覚悟を決めた。


「刹那、セックスってのは子供を産むための儀式みたいなものだ。でも愛を確かめ合うためにする人たちもいる。」


仕方なく話すロックオン。


ロックオンの説明を聞くが刹那はあまりはっきりと解らなかったらしく首を傾げたままロックオンの目を見つめていた。


「そういうものだと知っていればいいんだ。理解しなくていいからな?」

ロックオンはそう付け加える。


刹那はそれでも納得がいかないらしく

「それってどうやるの?」

と尋ねてきた。


(オイオイ、説明しろってか?)

ロックオンは思わず苦笑する。


「んー、わからないな。」

とりあえず適当に答えようとわからないフリをした。


刹那はしばらく考えるそぶりをしたが

「その儀式は男と女でしか出来ないのか?」

「うっ……。」

流石にこの質問にはうろたえた。なんて答えるべきだろうか。

「さ、さぁ?」


「じゃあ俺とロックオンでは愛を確かめ合う儀式は出来ないのか?」


「なっ……///」

刹那が言ってくれている内容は嬉しい。嬉しいが……


「じゃあ刹那、そのセックスのやり方知ったらオレとしたいと思うか?」

刹那は当たり前だというように首を縦にふる。


「じゃあ、そのセックスってのが刹那にものすごく負担がかかって、例えば体中痛くなってもか?」

「死なないなら良い。」

ロックオンは考えた。刹那が良いと言っているのなら教えても、と。



「じゃあ、教えてあげる。おいで、刹那。」

そしてロックオンは刹那を部屋の中に招き入れた。
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