雲は流れて

□吐息
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白い空を歩く君が

そっと僕に手を伸ばす



春風にさよならを言って

苦し紛れに囁いた

君の叫びは

梅雨の音に掻き消され




儚く咲いた空の花

涙の所為で消えるのか


(C)十六夜


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