時が経てば

□天体
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あの真っ黒な闇に瞬いている星は

なんて儚いんだろうね


今にも消えてしまいそうな光

一瞬の煌きで

彼等は僕達に何を伝えようとしているの?


僕が「今」見ている輝きは

彼等にとっては「今」じゃなくて

遠い昔の事


不思議だね

「今」に「昔」を見ているなんて



愚かだね

きっと彼等から見れば

僕等の姿はさぞ滑稽なんだろう



実はあの「儚い」瞬きは

僕等の偏見であって


彼等からすれば

唯の愚かなほんの小さな生き物を

笑った「嘲笑」の瞬きなのかもしれないね



(C)十六夜


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