mini小説
◆7
「ほな、軽く打ち合いするで…適当に二人組できたら奴からコートに入り」
白石の呼び掛けで各々が動き出した。
財前も打ち合いをするためラケットの準備をしていると
「俺の相手してくれや。財前」
財前がラケットから顔をあげるとそこには先輩三人組が財前の目の前に立っていた。
財前に話しかけてきたのは三人が並んで立っている真ん中の奴だ
「先輩達も暇っすね」
先輩相手だろうと生意気な口を叩く財前に後ろの二人が何かを財前に言おうとしてきたがそれを止め、その先輩は不適な笑みを見せながら財前を見てきた。
それは何かを企んでいる顔をしていた。
「ええっすよ」
2013/02/19(Tue) 23:02
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