L×月(短編集2)

□狂愛
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むかつく、むかつく、むかつく。


竜崎の事なんて知るか…


好きにすればいいんだ…


月は竜崎を睨むと、言い様のない感情を心の奥に閉じ込めた。


捜査本部の空気は最悪な状態で、キラに振り回され続け苛立ちが募る一方。


竜崎もそうだろうが、月だって苛立ちを我慢して生活している。


ましてや、手錠で竜崎と繋がれキラの疑いをかけられ、ストレスが大きいのは月の方だろう。


以前と比べれば月は随分痩せてしまった。


繋がれた手首も女性の様に細くなり、日光に当たらなくなった肌は透き通るかの様に白く、腰なんて本当に柳腰で儚く見える。


推理や部下に指示を適切に出す竜崎に尊敬してた月だったが、理不尽な態度や不躾な発言にズキリ心と体が痛む。


ついさっきも些細な言い合いで喧嘩をしたばかり。


ギュッと鎖を引っ張られ手錠のせいで手首は赤く鬱血してる。


月は手首を労るように撫でると今日何度目かのため息をついた。


。。。。。。


『んっ…は…あっ…』


甘い吐息は月のもの。


竜崎と愛是の最中だ。


強引な竜崎の誘いに断れず、ベッドの上で月は全裸で体をくねらす。


奇妙な手つきで奏でる様に肌を撫でる竜崎の指に背筋を震わせる。


『んっ…りゅ、ざき…ぁ…』


『月くん…』


月の名を呼ぶ竜崎の声は優しくて、先程まで怒りに満ちていた月の心を溶かすように甘い。


しかし、竜崎のしつこい程の長いsexに体はもう限界の様だ。


『んっ…やぁ…も、むり…んっ…』


後ろから覆い被さり、竜崎の中心が月のナカに埋まる。


月の性器はだらしなく蜜をポタポタと溢れさせ、シーツを汚している。


一体何度達したのだろう。


水浸しと言っていいくらいシーツはびちょびちょだ。


月が限界を訴えても聞き入れて貰えず、ひたすら後ろから突き上げられている。


竜崎が動くたび、秘孔からグチュグチュと濡れた音が鳴る。


『まだ出るでしょう?ほら、月くんココ好きでしょう?ココです…』


そう言って月が感じる場所を亀頭で刺激する。


『やぁ!んっ、んぅ…ぁ、ぁ…』


月は断続的に押し上げられ、意識が飛ぶ寸前だ。


絶倫と言う言葉が相応しいくらい竜崎のソレは、萎えることなく月を絶頂へと何度も導く。


竜崎の手が月の性器へと伸びて射精を促す様に愛撫する。


『あっ、アァァァァ…』


月は力無く精液を吐き出した。


そのまま糸が切れたかの様にシーツの上に倒れ込む。


月は気を失ってしまった。


『まだまだ、足りません。月くん…』


竜崎は物足りないといった表情で呟くと激しく腰を動かした。


月の体も一緒に激しく揺れる。


『くっ、月…くん!』


竜崎は月の名を呼び精液を吐き出した。


ドクリドクリと月の秘孔へ白濁液が注がれる。


気を失っているにも関わらず月の内壁はグニグニと蠢き竜崎を締め付ける。


『月くん…』


ウットリと再度名を呼びズルリと性器を抜く。


竜崎は月をギュッと抱き締めた。


『月くんを飼いたいです…』


もし月が聞いていれば発狂しそうな事を告げると、竜崎もそのまま眠りに落ちた。


おしまい


竜崎の狂愛の序章。
 

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