L×月(短編集2)

□悩み事
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月くんが何か悩んでいるようです。。。



一緒にお風呂に入る時や、寝る前の着替えの時など。。。



何せ、二人で裸になると神妙な顔になるんです。



私は何かしてしまったんでしょうか・・・



今からお風呂に入る所ですが、月くんの顔は憂鬱そうです。



湯舟に浸かり、私に凭れてアヒルのオモチャで遊ぶ月くんは、心なしか元気がないです。



『なんだか元気がないですね。どうかしましたか?』


私が優しく後ろから抱き締めて尋ねると、月くんは小さくため息をついた。



『僕、病気かも知れない・・・』



『えー!!どっ、どうしたんですか?!』



私は慌て月くんを抱き上げ、体を自分の方に向ける。


『僕、竜崎と違うんだもん・・・』



『何がですか?どうしたんですか?』



私が、優しく抱き締めると月くんが泣き出した。



『僕のおちんちん、先っぽが隠れてるもん。竜崎のは隠れてない。』



『・・・』



何故、今更そんな事。。。


『月くんのだって、元気になれば先っぽから顔を出しますし、病気では無いですよ。』



私は、背中を撫でて落ち着かせる。



『松田さんが見てたエッチなビデオの男の人は、元気が無くても先っぽ出てたよ。』



『・・・』



松田のバカ!


捜査本部で何を見てるんですか!


そんな暇があるのなら、仕事してほしいものです・・・



しかも、それを月くんが見てしまうなんて!


『大きさは人それぞれなんです。月くんの、おちんちん私は好きですよ。』



『ホント??僕、病気じゃない?でも竜崎のおちんちんビデオの男の人より大きいよ。』



『・・・』



なんだか複雑な気分です。


AV男優と比べられるなんて・・・



しかし月くんに罪はありません。



松田をクビにしたいです・・・



『月くんは病気ではありませんよ。でも、月くんがエッチなビデオを覗き見するなんて、ショックです。』


私はしょんぼりした声を出した。



月くんは慌てたように手をバタバタさせると、



『ちょっとしか見てないよ!だって気持ち悪かったもん。僕は竜崎とのエッチが一番好きだもん!』



と、ギュッとしがみついてきた。



つづく


久しぶりにショタ風味月(笑)
でも大学生(笑)
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