L×キラ(長編)

□第三章
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月くんにキスをされた後、沈黙が続く。



私は何を話したら良いか分からないままで居る。



泣きそうな月くんの顔を見てると、胸を締め付けられる思いだ。



いつまで続くか分からない、沈黙を破ったのは月くんだった。



『りゅう…僕を抱いて…』


月くんがさっきとは、うって変わって抱いてほしいと言ってきた。



月くんの瞳から溢れる涙を拭う。



『一体どうしたと言うんですか?』



月くんは何か隠してる。



凄く気にはなるが、どうしようもない。



黙ったままの月くんに、私はそっと口唇を奪った。



『ンッ…はぁ…りゅう…』


ねっとり絡み合うように舌が合わさる。



飲み下しきれなかった唾液が、顎を伝いキラリと光った。



たどたどしい態度に、不安になりながらも、月くんの舌に吸い付いた。



ビクビク震える月くんの体を抱き締めなから、優しく口づけを交わす。



ゆっくり口唇を離すと、



『優しくしますから、怖がらないで下さいね。』



と、耳元で囁いた。



『うん…いっぱい気持ち良くして…』



『はぃ…。』



私は、月くんの首筋に顔を埋めて、キツく啄んだ。



『ンッ…やぁ…』



薄暗い部屋にしっかりと浮かび上がる印。



今度は私に月くんが印をつけた。



二人で抱き上う時には、いつも日課のようにしていた行為。



ただのキスマークに過ぎないのだが、二人に安心感をもたらしていた。



月くんが私を迎えるかのように、背中に腕を回し引き寄せた。



体と体が密着する。



月くんの吸い付くような柔らかい肌に、背筋が痺れた。



耳元から首筋にかけて丹念に舐めながら愛撫をする。


小さく反応する胸の飾りを優しく口に含んで転がした。



『ハァ…んぅ…アンッ…。』



可愛らしい声を聞きながら、徐々に下半身へとずらして行く。



優しく陰茎を触ると、先から蜜を溢れさせた。



トロトロと幹を伝いながら、透明な液がほとばしる。


私は、その液を絡めながら、上下に動かした。



『はぁ…んっ…』



せき止められた水が溢れ出したかのように、蜜が私の指を濡らした。



つづく


ぬるめになると思いますが、エロを入れました。
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