L×月(短編集1)


□ラブラブ大作戦
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竜崎は、今日忙しいみたいで全然かまってくれない。


お仕事が忙しいのは、わかるけど僕だって寂しい。



お仕事終わるまで待てないっ!

竜崎とラブラブに過ごしたい!



竜崎を、仕事なんかより、僕に振り向かせてやるぞ!


僕なら、出来る!!



『りゅうざきぃ〜、パソコンばっかり見てると目が疲れちゃうよ。』



僕は、竜崎の肩に手を置いて耳元で話した。

息使いが、聞こえるくらい近くで。



『んっ。そうですね。』



あっ、今なんかいつもと返事が違った!



僕は、竜崎が握ってるパソコンのマウスに、上から手を添えた。



『このマウス動かすの、おしまいにしない?』



竜崎の体がビクッと跳ねる。



『・・・でっ、でも、もう少し仕事しようかなって。。』



竜崎、動揺してるぅ!!

あと、もう一息だ!



『なんか、この部屋暑いね。はぁっ。』



僕は、カッターシャツのボタンを、3つも外して、わざと胸元をちらつかせる。



『ゴクッ。』



竜崎がツバを飲み込んだ。


あと少しだ!!



僕は、テーブルにあったフルーツの盛り合わせから、バナナを取ると、おもむろに食べた。
わざと、エッチっぽく隣で、見せつけるように。。。


『んっ、パクっ。んぐんぐはぁっ。』



竜崎の体が、ピクピクしてる!



『月くん!』



あっ、もしかして!



『竜崎、どうしたの?』



僕は、まだバナナを食べながら竜崎に尋ねた。



『月くん。私もう、限界です。どうなっても知りませんよ??』



竜崎が、こっちを見ると優しく抱き締めてきた。



『竜崎ごめんね。竜崎、お仕事に夢中で、僕に全然かまってくれなかったから、すごく寂しかったんだもん。』



竜崎は優しく微笑むと、キスしてくれた。



『んっ、はぁっ。りゅう、』


僕の口から甘い声が漏れる。



『今日はお仕事、放棄して月くんと1日ゆっくりしましょう。』



竜崎がニッコリ笑ってくれた。



『えへへ。竜崎、ありがとう。』



僕は、竜崎の頬っぺたにキスをした。



やったね!僕の勝利だ。



おしまい



月の誘惑に負ける竜崎(笑)ちなみに、仕事してからまだ半日も経ってません。
竜崎、仕事溜まりまくりです(笑)

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