L×月(短編集1)


□Happy Birth Day 後編
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『実は、主催者は私です。』



『えっ?!竜崎なの?』



『はい。パーティーも兼ねての集会ですが・・・』



『集会??』



きょとんと、?マークが浮かぶ月にニッコリ笑うと、


『私に関わりある人達に、日頃の感謝を込めて、不定期でありますが、パーティーを開いてます。』



『僕なんかが、出ていいの??』



『はい。もちろんですよ。月くんにも、色々手伝って頂いてますから。』



『うれしい。ありがとう。』



月は竜崎に抱きついた。



『服、着替えますか??タキシードでも構いませんよ。』


『・・・』



タキシードもいいけど、竜崎と手を繋いだり、キスをしたり出来ないなぁ。。。


『いいよっ、このままでいい。竜崎と手とか繋ぎたいし。。』



『わかりました。私ももう少し、月くんの可愛い姿、見ていたいです。』



竜崎も月を抱き締め返した。



一旦、捜査本部に戻り、準備するとパーティー会場に向かった。



こんな所に、建物なんかあったんだと驚きながら、入って行く。



こじんまりとはしているが、内装はとてもキレイだ。


色んな国の人が、居てる。


この人達が、竜崎と関わりあるんだ。。



なんか、圧倒される。


竜崎は、壇上に上がり挨拶してる。


めちゃくちゃ、格好良い。


竜崎は軽く挨拶を済ませ、会場のみんなに一人ずつ話かけている。



竜崎って、なんかスゴいな。。



『何か飲みませんか?』



突然、男の人に声をかけられた。


ゆっくり、振り返るとスラッとした外国人が、グラスにお酒を持って立っていた。



『あっ、はい!頂きます。』


月は、慌てて用意してくれたグラスを取って、グッと飲み干した。



『美しい方ですね。Lとは、どういった知り合いですか??』



『同じ、大学に通ってるんです!』



『・・・お付き合いされてるんですか?』



『いや、ただの友達です。』



付き合ってると言ったら、ややこしくなって、竜崎に迷惑がかかるかも知れないと、友達と言う事にした。


『では、今晩相手して頂けませんか?あなたは、とても美しい。』



そういうと、その男の人は、僕の腰に手を回した。



つづく


月ピンチです!
正義の見方は現れるんでしょうか・・
答→絶対現れる(笑)
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