L×月(短編集1)


□甘えんぼ
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月くんは、今日も怖い夢を見たみたいで、とっても甘えんぼです。



シュンとした、顔はなんか犬のようで、めちゃくちゃ可愛いです。



ずっと、私の後を着いてきて、まるでカルガモです。


今日もまた、仕事は進みそうにないですが、月くんが可愛いから良しとします。


『りゅうざき、手繋いでいいかな?』



上目遣いで見る月くんは、何でこんなに可愛らしいんでしょう・・・



『手を繋いだらパソコンのキーボード叩けないじゃないですか。』



私が、困った顔をすると、更にシュンと項垂れてしまった。



『じゃあ、抱っこもダメ?』



『月くんが邪魔でモニターが見えません。』



『じゃあ、膝枕は?』



『多少、推理力は半減しますが、それだったら、良いですよ。』



私は、ソファーに上げてた足を、下ろした。



『えへへ。りゅうざき、ありがとう。』



月くんは、ニッコリ笑うと、小さな頭を膝に預けた。


なんだか視線を感じると思い下を向くと、月くんは、じーっと私の顔を覗いてます。



『どうしたんですか?』



『今日は、もうお仕事終わりにしない?』



『えっ?!まだ、30分しか仕事してませんよ。』



私は、驚いた顔で月くんを見た。



『そっ、そうだよね。』



月くんは、苦笑いすると、大人しくなった。



別に、仕事を終わらせても良いが、月くんの拗ねたり、甘えてくる態度が可愛ので、
もう少し楽しみたいと思います。



『りゅうざき、おしっこ。』



『はい?』



多少、自分の耳を疑ったが、聞き間違いではないみたいだ。



『すぐそこにあるから、行って来ていいですよ。』



『え〜。着いてきてよ。』


月くんは、潤んだ瞳で私を見た。



『月くんは、立派な大人でしょ。一人で行けるでしょ。』



『まだ、未成年だよ?』



おいおい、でも大学生じゃないですか・・・



『りゅう、漏れちゃう。。』



『いいですよ。漏らしても。』



私は、さらっと答えた。



月くんが、グッと我慢しながらも、漏らしてしまうシチュエーションは、なかなか、そそられる物がありそうです。



『うっ、りゅう。』



月くんは、とうとう泣き出してしまいました。



つづく


月が可愛い(笑)
またまたショタちっく(笑)
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