L×月(短編集2)

□透明の鎖
2ページ/4ページ

りゅ…

りゅう…

りゅうざき…



あぁ…月くん…



。。。。。。



『竜崎起きてよ…』


『んっ?!月くん!』


どうやら深い眠りに入っていたようだ。


月くんの寝顔を見てると仕事なんてする気になれずベッドに滑り込んだのだ。


『すいません…月くん…』


少し拗ねたように頬を膨らます月くんの頭を撫でて抱き寄せる。


そのまま口唇を重ねた。


『んっ…はぁ…ん…』


舌を侵入させ、くまなく口内を味わう。


引っ込む舌に絡め下顎を舐めるとくたりと力が抜けた。


そのまま手を滑らせシルクのパジャマの上から浮かび上がる乳首に指を這わせる。


『ンンッ!やっ…ん…ぁ、りゅ…ざきぃ…』


甘えるような喘ぎ声に、下半身が熱くなる。


『月くん…乳首弄られるの好きでしょう?』


『ちがっ…んっ…』


布越しにクリクリと指で摘まみあげると首を左右に振った。


サラサラと靡く髪が窓から射し込む月夜に照らされ輝く。


『嫌じゃないでしょう?』


『やっ…んっ、ダメッ…ぁ……はぁ…』


『嘘つきはキライですよ…』


『んっ…ふっ…っ…』


少しキツイ口調で話すと大きな茶色い瞳から大粒の涙が溢れた。


ポロポロとダイヤのように煌めきながら頬を伝い落ちる。


『泣かない下さい。月くん…好きですよ…』



狂いそうな程に…



目尻の涙を舌で拭い、纏う衣服を脱がせ全裸にする。


艶やかな肌に舌を這わせ、首筋を下から上へと舐める。


『ひゃ…ん…ぁ…んっ…』


ヒクンと震える性器から切なそうに蜜が零れ落ちた。


月くんは精神年齢が低くなってから、性に関しても益々幼くなってしまった。


反応も可憐でついつい意地悪をしたくなる。


少し小さめの月くんの性器握ると、今すぐにも吐精しそうなくらいビクビクと震えた。


『あっ、りゅ…んんっ!…は…ぁ…ぁ…』


トプトプと鈴口から湧き出るカウパー液。


私は口唇を寄せて、まるでキャンディーの様にペロペロと先端を舐めた。


『月くんのココ美味しいですよ…』


『んんっ!…ぁ……やぁ…ぁん…』

裏筋に舌を這わせ根元までくわえてジュルジュルと音を立てて吸いあげる。


『ひゃぁぁんん!んっ!アァァァ!!』


腰を突き出す形で、ビュルビュルと口の中に吐き出される精液。


私はゴクリと喉をを鳴らしながら飲み干した。


『いっぱい出ましたね。ご馳走様でした。』


イッた直ぐで焦点の合わない月くんの頭を撫でる。


息が整うまでずっと…


『月くん…続きして良いですか?』


私が耳元で囁くと、ヒクンと肩が揺れて月くんが小さく頷いた。


つづく
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ