L×月(短編集2)

□小さな手
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何時ものように、月くんを抱き締めながら眠りについた。



深夜、月くんの抱き心地に違和感を覚え、目を覚ますと、そこには小さな体になっていた月くんが居た。



見た目は中学生くらいだろうか・・・



私の腕に頭を預けて、すやすや眠る月くんは二回り程、小さくなっていた。



『月くん、起きて下さい。』



私は軽く肩を揺すると、月くんがむにゃむにゃと口を動かした。



『んっ??りゅうざき、どうしたの?』



目を擦りながら、ゆっくり覚醒する月くん。



やはりその顔は子供そのものだった。



『夜中に起こしてすいません。月くん、体調はどうですか?しんどくないですか?』



竜崎は心配そうに声をかけた。



『平気…僕まだ眠たいよぉ。』



小さなアクビを一つすると、私にギュッと抱きついて、再度眠りに入った。



私があやすように頭を撫でると、月くんがうっすら笑みを浮かべた。



『・・・』



これは一体・・・



私は完全に目が覚めてしまい、ずっと月くんの寝顔を見ていた。



すぐに朝はやってきて、月くんを起こす時間が来た。


『月くん、起きて下さい。朝ですよ〜。』



『ンッ…りゅ…おはよ。』


パッチリとアーモンド色の瞳が瞼からから現れる。



やっぱり幼い月くん。



いつも着てるパジャマは大きくなり、袖からはちょびっと指が出てるだけ。



ダランと肩からズレてしまったパジャマからは、華奢な鎖骨が見える。



『月くんが子供になってしまいました。』



『もーぅ、朝から変な事言わないでよ〜。って、うわぁ〜〜!』



月くんが大声を上げた。



。。。。。。



原因不明。

記憶に障害なし。

ただ体だけが小さくなっただけだった。



しいて言えば、月くんが可愛すぎる事だ。



クスン、クスンと私に抱きついて泣く月くんの頭を撫でながら、今後どうするか考える。



不安感が強いのか、私が少しでも離れようとすると、
大きな瞳に涙を溜めて小さな手でギュッと袖を握るのだ。



つづく


ついに、ショタ月を書きます(笑)
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