L×月(短編集2)
□竜崎先生と月くん
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グッタリと身をシーツに沈ませると、顔中に降り注ぐ先生の優しいキス。
『せんせぇ…』
掠れた声で名前を呼ぶとぎゅーっと抱き締められた。
『声、我慢出来ますか?私も大人ですから、無理にはしません。月くんが気持ち良くなってくれるだけで嬉しいですから…』
『せんせぇ…僕、声我慢出来る。せんせと一つになりたい。』
『わかりました。優しくしますね…』
竜崎先生はニッコリ笑うと、カバンからローションを取り出し、手にねっとりと垂らした。
スルリとお尻に手が回り、指が秘孔へと埋められる。
『んっ…はぁ…せんせぇ…』
長い指がグリグリと内壁を押し上げプクリとしたシコリを刺激される。
『んぅ…!あっ、あっ…』
触れてもいないペニスからは先走りの汁がトロトロと溢れて幹を伝う。
『月くんのイイ所、見つけました。』
竜崎先生はそう言うと、ソコばかりをグリグリと押し上げる。
『あっ、ん…ふっ…あっ、ん…』
指を2本に増やされ掻き回され、果てしまいそうになった所で指を抜かれる。
『入れますよ。』
グッと硬いカリの部分を秘孔押し付けられ、一気に根元まで挿入された。
『んっ、っ…ふ、ん…!!』
甲高い声を上げてしまいそうだった僕の口唇は、竜崎先生の口唇によって塞がれて、声を張り上げる事は何とか免れた。
『私が何とかしますから、声少しくらいは出して良いですよ…苦しいでしょ?』
『大丈夫ですっ…せんせぇ…』
僕は必死にしがみついて竜崎先生を体で感じ取った。
もちろん、声はなるべく我慢して…
脳天まで突き抜ける快楽が僕を包んで、頭の中が霧に覆われたような感覚に陥る。
『月くん…らいと…くん!』
『せんせぃ…んっ、あっ…』
何時もより余裕の無い先生の声。
『月くんのナカが気持ち良すぎて、もうイってしまいそうです。』
『せんせぇ…僕のナカでイって…!出してっ…んっ…』
『月くん、煽るような事言っちゃダメですっ…優しく抱きたいんですからっ…!』
『せんせぃ…!僕また、イっちゃう…!』
先生の言葉が嬉しくて、僕は何度目か分からない精をまた放った。
つづく