L×月(長編)

□甘い夜
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月くんの良い場所を見つけた。



私はそこを重点的に指で押し上げた。



『ひゃぁぁ…んっっ。』


ブルブルっと、月くんの体が震える。



『ここは男の人が気持ち良くなれる場所なんですよ。どうですか??』



『ダメっ…出ちゃう…』



月くんが、ギュッと私に抱きつくと



『アァァァ…』



ピュルピュルと月くんが白濁液を吐き出した。



テラテラと光る下半身が、妖艶で私はゴクッと唾を飲み込んだ。



指を2本に増やし、月くんの内壁をまさぐる。



『ンッッッ…やぁ…ハァ。』


月くんが苦しそうに顔を歪めた。



『力を抜いて下さい。月くんもツラくなりますから…』


私は何度も宥めるように頭を撫でて、陰茎の先を指で触った。



『ひっ…ンクッ…ぁぁぁぁ…』



少しずつ力が抜けて行く月くんの体の中心に、グッと指を押し込む。



『ひゃぁぁぁん。アンッ、アッ…』



大きく喉元を仰け反らせ、月くんの体が魚のように跳ねた。



先走りがトロトロと溢れ出し、陰茎を伝い私の手を汚した。



『月くん、愛してます。』


ゆっくり指を引き抜くと、私の熱い塊棒を宛がった。


『ンッ…りゅ…アァァ…』


月くんが、私にすがるように掴まる手を優しく握ると、内壁を掻き分け、入り込んだ。


根元まで入った頃には月くんは、また熱い欲を吐き出していた。



初めてと言う事もあり、あまり無理はさせたくなかったが、
自分が抑える事が出来るか心配だった。



月くんの目元は潤んで焦点が合っていなかった。


半開きに開けられた口元からは、ヨダレがダラダラっと流れ、凄まじい色気が溢れていた。



私はヨダレで光る口唇に吸い寄せらるように、深い口づけをした。



舌を絡め、口内を煽る。



月くんの口からは、誘っているかのような可愛らしい声が断続的に漏れた。



私は月くんの体を抱き締め腰をゆっくり動かした。



内壁は狭く、私を包み込むように蠢いて、温かく気持ちが良い。



動きを少しずつ早くして行く。



月くんの体は私に揺さぶられ、小刻みに痙攣した。



私を加え込んで、苦しそうにしていた月くんの声が、突然甘いものに変わった。


つづく
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