L×キラ(短編集)

□逢いたい
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珍しく月くんからキスされました。



恥ずかしそうに俯く月くんの頬を包み、顔を上げ口唇を奪う。



『んっ…ふっ…りゅっ。』



遠慮がちに絡められる舌に自分の舌を絡め吸い付いた。



力が抜けてくる月くんの腰に手を回して支える。



高揚した頬が朱く染まり、肩に添えられた指の力も弱くなる。



月くんに逢うのも久々だった分、キスに熱が入る。



味わうように口内を弄りながら、腰と腰を密着させる。



『あっ…んっ…ふっ…』



甘ったるい月くんの声を聞きながら、下半身を反応させる月くんに思わず笑みが零れる。



『月くん…寂しかったです。』



ゆっくり口唇を離して優しい声で囁く。



とびきりの優しい声で、耳元で息を吹きかける。



『んっ…僕も…。りゅう…、僕っ…あんっ…したいっ。』



月くんが私の首に腕を回して、舌っ足らずな声で下半身を押し付けてきた。



珍しい月くんの言動と行動に、月くんが本当に私と逢いたかったことが理解出来た。



『はい…抱かせて下さい。』



低い声で呟きながら、首筋に顔を埋めて柔らかい肌に舌を這わせた。



『んっ…りゅっ!んぁ…』



ゾクゾクと痺れたのか、完全に力無くもたれ掛かる月くんの体を抱き上げた。



軽い体をベッドへと降ろし、自分にまとわりついている衣服を脱ぎ去る。



涙目で心配そうに見つめる月くんに優しく微笑みかけながら、覆い被さった。



『久しぶりなんで、少し辛いかも知れませんね…月くんのナカは狭いですから、ゆっくり時間かけて解しますね。』



私は目尻から流れてしまった月くんの涙を舌で舐め取った。



しょっぱい。



しかし月くんの涙はとても美味で、何度も舌を這わせた。



可愛くねだるように抱きつく月くんにキスをばら撒いた。



時折くすぐったそうに身を捩りながらハラハラと涙する月くんに、愛おしく感じる。



蜜を零しながら、物欲しそうに揺れる中心を優しく握り込んだ。



『あぁぁぁ…んっ、んっ…』



つづく


次も若干エロスっぽいです♪
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