L×月(短編集1)


□休日
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竜崎は、僕をベッドに下ろすと、タオルで優しく下半身を拭いてくれた。

ちょっと恥ずかしい。


『ありがとう、竜崎。とっても、助かったよ。』



何から何まで、竜崎のお世話になってしまって、申し訳ないな。。


竜崎って、ホント優しい。


今日は、1日側に居てくれるみたいだし、素敵な休日だなぁ。



僕は、顔がニヤける。



『どうかしました?なんか、うれしそうですね。』

竜崎は、服を着替えて戻ってきた。



『うん。なんか、竜崎優しいからうれしいなって思って。』

僕は、竜崎を見つめた。



『そうですか。たぶん、特別だからじゃないですかね。』

竜崎は、ニッコリ微笑んだ。



。。。特別。。。



なんて、いい響きなんだろぅ。



『今日は、1日のんびりしますし、パジャマでも着ますか?』



そういえば、裸のままだった。



『うん。パジャマ着ようかな。』


そう言うと、竜崎がパジャマを持ってきてくれて、着せてくれた。



『竜崎、ありがとう。』

僕は、竜崎に抱きついた。


竜崎も、抱き返してくれた。



『もう、一眠りしませんか?昨日、ほとんど寝てないでしょ。』



『うん、そうだね。ちょっと眠いかも。。』



そう言うと、竜崎は僕が寝てる横に、入ってきた。



『どうぞ。』

そう言うと、竜崎が腕枕してくれた。。



僕は、ゆっくり竜崎の腕に頭を乗せる。



目線を上げれば、竜崎の整った顔がすぐ近くにある。


『おやすみなさい。月くん。』

そう言うと、竜崎は目をつぶった。



『竜崎、おやすみ。』

そう言うと僕は、竜崎の口唇に小さくキスをした。


しばらくすると、竜崎はすぅすぅと寝息をたてた。



竜崎、疲れてたのかな。。
すぐ、寝ちゃった。。



竜崎の頬っぺたを、プニプニと触る。


柔らかくて、ツルツルしてて気持ちがいい。

竜崎って、鼻高いなぁ。。
まじまじと竜崎の顔を見るの久しぶりだ。



『ふあぁぁっ。』



なんか、僕も眠たくなってきちゃった。


大きな、アクビを一つすると僕も眠りについた。。



その後、誰にも邪魔されず、二人とも、ぐっすり寝てしまい、起きたら夕方だった。



おしまい



パジャマまで着せてくれる竜崎。
いたせり、つくせりです(笑)
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