L×月(短編集1)


□スイートクッキー
2ページ/6ページ

早く竜崎に食べてほしいな〜。


僕はニヤニヤしながら、クッキーを持って竜崎が居る部屋に行った。



『竜崎〜今日バレンタインだから、プレゼントだよ〜。』



・・・魔法の薬入りだけどね。



『ありがとうございます。楽しみにしてたんです。』


竜崎は、椅子からピョンと飛び降りて僕のそばに来た。



一緒に、ソファーに座る。


竜崎の指によってラッピングが、徐々に開けられる。


ダメだっ。こっちまで、緊張してきちゃった。



『それ何?クッキーだね。もしかして、月くんの手作り?
竜崎いいなぁ、月くん、僕にはないの?』


突然、松田さんが部屋に入ってきた。
アレ?誰も入ってこないように、鍵をかけたつもりだったのに。。



『すいません。竜崎にしか作ってなくて。。』



『竜崎一つちょうだいよ〜。』


松田さんが、竜崎にあげたクッキーの箱の中に手を入れた。



ダメ〜。どうしよぅ。

松田さんがクッキー食べて竜崎の顔見たら、
松田さん竜崎の事襲っちゃうかも知れない。



『何するんですか松田。止めてください。殺しますよ。』


竜崎が、松田さんの手をピシャリと叩いた。



ふぅ〜〜〜。

良かった。。危なかった。


『月くん、私このクッキー寝室でゆっくり食べたいです。いいですか?』


『うん!』



僕は、大きく頷いて一緒に寝室に入った。



寝室には僕と竜崎の二人だけだから、竜崎がクッキーを食べても、僕の顔しか見れない。



『いただきます。』



竜崎は、パクっとクッキーをたべた。



『どぅ?おいしい?』



僕は、ドキドキしながら竜崎を見つめる。



『はい。とっても、おいしいです。
あれ?月くん、今日はいつも以上に可愛いですね。』


もっ、もしかして惚れ薬、効いてきたのかな??



『そっ、そうかな?』



竜崎が、僕を優しく抱き締める。



竜崎の口唇が近づいてきた。



『りゅう、んっ。はぁっ。』



竜崎の気持ちいいキス。。


今から、1時間たっぷり幸せ噛みしめなくっちゃ!



ねっとりと、竜崎の舌と舌が絡まり体がゾクゾクするっ。



『はぁっ。りゅう、すきぃ。』



『私もです。月くんの、事大好きですよ。』



つづく



乙女満開です。月は今から1時間、幸せを噛みしめるそうです(笑)
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ