L×月(短編集1)


□悪夢
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竜崎はニッコリ笑うと、



『その質問、二度目ですよ。特別だからです。
だから、大切にしたいし、なるべく泣いてほしくない。
嫌な事があれば、取り除いてあげたいし、助けてあげたい。
一緒に居て幸せだと思ってもらいたいし、幸せであってほしいからです。』



『りゅざき・・・』



僕の瞳から涙が流れ、それはシャワーの湯と一緒に流れていった。



『落ち着きましたか?そろそろ、出ませんか?』



僕は、ゆっくり頷いた。



バスルームから出ると、竜崎はバスタオルで僕の体を包み込んでくれた。



ふわぁっと、石鹸のいい香りがする。



夢の内容は思い出せない。
でも、なんだか引っ掛かる。
すごく、重要な事の様に思うのに、思い出したくない。



僕は、竜崎に寄り添うと、自分から竜崎の口唇にキスをした。


竜崎も、優しく僕を抱き締めて、僕のキスに応えてくれた。



口唇から、クチュリと水音がしてだんだん足に力が入らなくなった。



ほぼ、竜崎に支えてもらってる状態になり、下半身が疼きだした。



竜崎の手が、僕のアレを優しく握る。



ビクンと体が跳ねて、その場にしゃがんでしまった。


『りゅう、んっ。はぁぁぁ。』



僕のアレの先からは、蜜がトロッと溢れて、竜崎の手を濡らした。



竜崎は、優しく僕のアレを上下にシゴき出した。



『ひゃぁぁぁん。りゅう、、ンッハァ。』



ビクビクと体が痙攣して、腰が勝手にユラユラ揺れた。



『イキそうになったら、我慢せずにイッてくださいね。』



そういうと、先端を指でグリグリと回しだした。



『あぁぁぁ。イクッ。んっ。』



僕は、呆気なく精液を吐き出した。



呼吸が中々整わず、肩で息をしてると竜崎は優しく背中を撫でてくれた。



竜崎と一緒に居る様になってから、気持ちが弱くなってしまったような気がする。



困った事があると、つい竜崎に手を差しのべて、助けてほしいと思ってしまう。


今までは、自分で何でも解決したし、頼れる人も居なかったし、頼りたいとも思わなかった。



でも、今はどうだろぅ。



もしも竜崎と離ればなれになったら一人で立ち上がって、生きて行けるだろうか。。



つづく



どシリアス(笑)
無性に切ない話が書きたくなりました。
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