アビスde逆行〜帰ってきたルーク君〜

□第一話
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ルーク「そうか…、終わったんだな…、全部…。」
崩れゆくエルドラントの中で彼、『ルーク・フォン・ファブレ』は言った。
ルーク「みんなには、悪い事しちまったな…、帰る約束もしたのに…。」
『ルークよ、我が同位体よ。』
ルーク「その声は…、ローレライか?」
ローレライ「ごめいとー!」
ルーク「!!?」
ローレライ「いやぁ、わかってもらえてよかったぁ。」
ルーク「お前…ホントにローレライか?」
ローレライ「ひっどぉーい!せっかく過去に戻してあげようとしてるのにぃ!」
ルーク「戻れるのか!?でもどうして?」
ローレライ「いや、ルークって我が子も同然だし、そんな我が子が苦しんでる姿って見たくないんだよねぇ。」
ルーク「…そうなのか。」
ローレライ「戻りたい?」
ルーク「…戻りたい…。」
ローレライ「そっかぁ。じゃあいろいろと準備しなきゃね。」
ルーク「準備?なにを?」
ローレライ「引き継ぎとか、その他もろもろ。」
ルーク「引き継ぎ?具体的に、何すんの?」
ローレライ「ん?例えば、技の引き継ぎとか、レベルの引き継ぎ、ガルドの引き継ぎ、道具の引き継ぎ、キャパシティコアの引き継ぎ、FSチャンバーの引き継ぎ、記憶の引き継ぎとかかなぁ。」
ルーク「(ずいぶん言ったなぁ…)じゃあ引き継ぎ出来るやつ全部引き継ぎする。」
ローレライ「了解!」
ルーク「そういえば、障気…。」
ローレライ「わかっている。完全同位体の我が子の考えることなど言わずともわかる。」
ルーク「そっかぁ…すごいなぁ。じゃあそろそろ。」
ローレライ「うむ、行くのだな?」
ルーク「あぁ。」
ローレライ「身体にはくれぐれも気をつけてね!」
ルーク「…せっかく少しシリアスになったっつーのに。まぁいいや。じゃあ頼むぜ。」
ローレライ「うむ。」
−シュゥィィン−
ローレライ「ルークよ…、未来を…、変えて見せよ!」
−シュゥィィン−




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