10/01の日記

23:31
ゴッドイーター:問題児と死神さんU
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黒いハンニバルに焼かれ、殴られ、切り飛ばされる事、数回。

きっとレン君も、こいつに頼むんじゃなかったと飽きれ果てた事でしょう。

…お帰りなさい、リンドウさん!でもレン君を返してリンドウさん!!(泣)

とりあえずバースト記念に、妄想を一つおいていきます。
これからゴッドイーター2の発売を、全裸待機しようと思います。

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間違いなく僕は、彼の逆鱗に容赦なく触れてしまったらしい。


『問題児と死神さんU』


「テメェなんざ、一生問題児で十分だ。」

帰ってきたリンドウさんとサクヤさんの結婚式。その後に部屋で一人、幸せそうな二人を思い出しながら遂げられて良かったといまはもういないレンとの思い出に浸っていた。そんな時、ソーマがいきなり僕の部屋にやって来た。そして訊ねてきた用件を聞く間もなく投げつけられた言葉が、コレだ。

「いまだに回避も出来ねぇ、ガードしようとしてもオートガードのスキルなしじゃ成功率はまだまだ低い、目を一瞬でも離すと倒れてる。…テメェが問題児じゃないなら、誰が問題児だって言うんだろうなぁ?」

「……。」

いきなり来てあんまりじゃないかとの問いを投げ掛けるも、ソーマは止まらない。寡黙なキャラはどこへいったのか、次々と僕の痛い所をグサグサと容赦なく刺してくる。

「よく倒れる癖にこれと決めたら最後まで突っ走る、そして誰かが少しでも困ったら必ず真っ先に手を差し伸べる…。そんな性格で、今までよくくたばらずに来れたなぁ問題児。その無駄に高いリアルラックのお陰ってヤツか?」

「残念だけど、僕はそんなにリアルラックは高くない。むしろ低いぐらいだよ、ソーマ。」

「……。」

「…ソーマ?」

いきなり、ソーマに胸ぐらを掴まれそのまま壁に押し付けられた。いきなりの事に驚いて、何をするんだと文句を言う。

「だから胸ぐらを掴むのは止めろって、いつも言ってるじゃないか。服が伸びたらどうしてくれr」

「そんな問題児が、超がつく程の問題児の癖に、一人で全部背負いこみやがって…。今回はたまたま上手くいったから良かったものの、一歩間違えばテメェは今度こそ死んでたかもしれないんだぞ!?」

「それは、そうかもしれないけど。」

「そして最悪テメェもリンドウと仲良く一緒にアラガミ化して処分対象か、ふざけんじゃねぇぞ!!」

掴まれていた胸ぐらをパッと離すと、ソーマは額を僕の肩に押し付けた。そして、今回はもうダメかと思ったと言った。

「人型に戻ったリンドウの側で倒れたまま動かないテメェに、間に合わなかったと思った。とうとう間に合わない日が来てしまったと。」

「……。」

「本当に、ヒヤヒヤさせやがって…。」

それっきり黙りこんでしまったソーマに、さてどうしたモノかと考える。いつもソーマには心配ばかりさせているけども、今回は今までの比ではないぐらい心配をさせてしまったらしい。
レンと一緒だったとはいえ、確かに今回は無謀と言える行動をしたと思う。自分でそう思うのだから、ソーマがそう思ったとしてもなんら不思議はない。

「アナグラに配属されて随分経つし、第一部隊の隊長するまでにはなったけど…。それでも僕はまだ、ソーマに心配されるような問題児か。」

「シオの件の後は少しは背中を任せてもいいかもしれないと思ったが、今回の件で考えを変えた。テメェは、一瞬でも目を離しちゃならない問題児だ。信頼なんか出来るか。だから…、俺はテメェを見張る。変な行動をしたり、勝手にくたばってたりしないように見張る。」

一瞬たりとも目を離してやらねぇと言うソーマに、ぱちくりと僕は目を瞬かせた。
僕を見張るのというのは、まぁソーマがそれで気が済むならお好きな様にって感じだ。しかし、一瞬たりとも目を離さないってどうするつもりだろうかと疑問に思った。だって、僕とソーマはずっと一緒にいる訳でもないのに。

「さっそく明後日には僕とソーマは別々の任務につくけど、それはどうするつもりなんだ?」

ほら一瞬たりともって無理じゃないかと、笑ってみせる。僕としてはソーマに対するちょっとした意地悪のつもりだったのだが、ソーマは僕の意地悪に対して少し考えた後、

「…キャンセルしろ。それが無理なら、メンバーの再編を依頼して俺とお前が一緒の任務につくようにしろ。」

と、真剣な顔をして無茶苦茶な事を言いやがりました。

「はぁ?そんなの今更無理に決まっt」

「お前は一応は第一部隊の隊長だからな、とりあえず部屋の移動は勘弁してやる。しかし、今日からここは二人部屋だ。後で荷物全部まとめて持ってくるから、俺が来るまでに部屋を綺麗にしとけ。」

「ソ、ソーマさん?もしもーし、ちょっと落ち着こうよ!?」

勝手に話をあり得ない方向に進めるソーマに、慌てて止めに入る。慌てる僕にソーマは、フンと鼻で笑う。

「プライベートだのプライバシーだの言ってるから、今回のテメェの無謀な行動を誰も気付けなかったし止められなかったんだ。なら、それを与えなきゃ良い話だ。そうすりゃ、問題児なテメェが変な行動をしても即座に止めに入れる。」

だから、覚悟しろ。

そう言って笑うソーマは、僕が思わず土下座をしてしまう程に凄く綺麗な笑顔をしていた。


【終】

シリアスと思いきや、ギャグ風味になりました。

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