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□godforsaken
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俺の叫びを聞いて
オマエは尋ねてくる
なんて無神経な奴
救い難いモノがある
[悲しみってモノを]
耳に付く雨音三時前
ぶっ壊れた傘を手に
ずぶ濡れで歩く彼は
どうも世の中が憎いらしい
十字を飾る奴がいるもんなら
彼は感情のまま破壊する
誰かの胸倉を掴みながら声を荒げて言った
[ど偉いクソども聖なる神の名の下にくたばっちまえ]
何から何まで
複雑な回路で入り組んでいる
この思い…そして
それに対する敬意
言葉にすれば単純なモノに
姿を変えるだろう
独り四方の壁に文字を刻み出す
塞がれた場所で俺は
にやにや笑う奴らに唾を飛ばすように
くだらないと感じる
この憂いとあの涙
喜びなんてクソだ
俺を嘲る聖職者達
不協和音
満たして
鼓膜裂く
そこに理由付けなんて必要無いだろ
魂の安売り
弱者の祈り
消え失せろ
俺の前から
オマエの為にも
それが互いとって最善の選択
賢くなれよ