-222-

□godforsaken
1ページ/1ページ

俺の叫びを聞いて
オマエは尋ねてくる
なんて無神経な奴
救い難いモノがある
[悲しみってモノを]
耳に付く雨音三時前




ぶっ壊れた傘を手に
ずぶ濡れで歩く彼は
どうも世の中が憎いらしい
十字を飾る奴がいるもんなら
彼は感情のまま破壊する
誰かの胸倉を掴みながら声を荒げて言った
[ど偉いクソども聖なる神の名の下にくたばっちまえ]




何から何まで
複雑な回路で入り組んでいる
この思い…そして
それに対する敬意
言葉にすれば単純なモノに
姿を変えるだろう




独り四方の壁に文字を刻み出す
塞がれた場所で俺は
にやにや笑う奴らに唾を飛ばすように




くだらないと感じる
この憂いとあの涙
喜びなんてクソだ
俺を嘲る聖職者達




不協和音
満たして
鼓膜裂く




そこに理由付けなんて必要無いだろ




魂の安売り
弱者の祈り
消え失せろ
俺の前から
オマエの為にも
それが互いとって最善の選択
賢くなれよ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ