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□WaiL
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痛烈な言葉
聞きたくない
俺が目を覚ます前に
何処かへ消えてくれ




月日が流れる
その距離と位
俺達の着実なズレ
用意された結末を
迎えるべきなのか




俺を変わった
オマエはそう言う
散々罵り合った末
大した答えも出せずに
傍にいるだけなんて
空気にだって出来る




オマエは今俺に何を求めるんだ?
俺はもうオマエを必要と感じない




この道を進んでいく為には
オマエの手を離さなくてはいけない
深い暗闇が星を隠してしまおうと
光の代わりになる道標は幾らでもある




静寂を暴くことが出来ない
扉の向こうから聞こえた
オマエの泣き叫ぶ声
どうして繰り返す傷からは
俺達は痛みを学ぼうとしないのに
こんな時ばかり弱さ曝すのだろう




だが訪れた悲しみを
回避する意味さえ
俺は感じられない




暴かれないままの暗闇そして静寂
星が光を枯らす頃
オマエもまた違う道標を探し出すだろう




ここで立ち上がらなければ
俺達はクズのままなんだ

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