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□living darklyside
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俺は
この命を全うする為に破滅へ向かう
もう誰の声も俺の耳までは届かない
足音は次第にその早さを増していき
何処かへと消えていくだろう




夢は何か?と聞かれた
この足を引きずりながらも
激動の時の中を歩んできたはずなのに
俺は何故こんな空の色を描くのだろう
俺の運命にはなんて歯車が欠けていたんだ?




全ては過去に
空の手の平は
残された幻想
俺は言う
この人生に答えなどいらないと




握りしめたナイフで
オマエという過去の残像を切り裂く
約束された傷跡は血で上塗ってしまえばいい
この世界の隅で俺が未だに叫ぶのは
暗闇の中で迷い子が俺の名を呼ぶからだ




それはオマエ
神経質な剃刀
それをもって
時計を回す人
醜さを讃美し
赤い血を流す
花弁ごと毟り
惨たらしさを
色付けよう




本当に人が求めてるモノは何なのか
何処で終わりが俺を迎え入れるのか
ただ歩くことしか出来ないだなんて
生かされているのと変わりないだろ




煙が揺れている空
もう長く持たない




無知そして規則的に進められる人生
適度に与えられる出来事は幸福不幸
見ないふりをして鏡を睨む前に
疑いそして考えるんだ
オマエの生きる世界が
どんなモノなのかを




俺はその渦の中で息をしてる
破滅への足音を早めながら
着実に未来を終わらせる為の
最期のシナリオを描いてる

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