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□BIRTHDAY
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涙を飲み干し
懺悔でもしろ
罪深い忌み日
頭が痛い
懐かしい香りの中
夜空は冷たすぎる




愚かな話
聞いてる
傷になる
過去なら
幾らでも
逃げるだけなら
楽だろ?
耳を塞ぐ
オマエを
認めない




優劣を嘆くことも馬鹿らしい
瞼を深く閉じ幾度も繰り返す
イメージが浮かび
イメージが沈む
投影する感情のまま
生を刻んだ雨音は罪




裏切りを与えよう
悲しみは嘘の色
遠ざかる青い空
空白に消えた影




オマエを待っていた
ずっと待っていた
約束を果たせずに
何処かへ見失う光




もうここには何も無い
教えてくれないか
これが最後でいい




オマエには俺がどう映っていた?




なんとなく瞼を開く
何の代わり映えの無い
濁った空が
この世界を潰そうとしていた




俺の命に祝福はいらない
憎めよ
俺自身がそうするように
オマエも





綺麗だ
そうであることを
正直に
伝えられるのなら

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