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□glass in morning which lose sight
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何処に行く?
また独りこの場所から去っていく
俺はそれを祝福するべきだろうか
あの春の日から何一つとして針は
錆び付いたまま何も刻もうとはしない
冷ややかな指先
輪郭をなぞる
描写した面影
離れた距離は
もう狭まることはない
俺にはオマエが必要だった
オマエが俺の人生を変えた
底辺のこの場所…闇からは
記憶は全て星屑のようにまばゆい
何処かでまた出逢える日がくるか?
ゆっくりと瞼を開き
静かな空気眩しい朝
夢から覚める
一時の安らぎ
そして喪失感
見失う後ろ姿
ささやかな感情を
一人グラスに溜め
別れの場面を切り抜き
胸の底へ