-999-

□here like broken hate
1ページ/1ページ

真実がオマエを押し潰す
それは望まれた結果
俺が与えられる言葉などありはしない
血が巡るのがわかる
面影の輪郭を浮き彫る
口元が緩む
許してくれ
用意された最後の機会
オマエの視るモノが
俺を視ている
白い壁に囲まれ
自身の黒を吐き出そうと
もがくオマエ
結局違ったんだ
根本的な場所から
オマエと俺は
そう思うだろ?




何か特別な意味合いがあるのか
けど今更そんなことはどうでもいい
肯定とも否定ともとれる顔をして
オマエの死刑執行をこの目の中に
無表情のまま映す
何がオマエの罪を裁くのか
そしてその罰を与えるのか
暗い部屋
聞こえるのは
死へ向かう
時計の音
ただそれだけ




オマエは俺を知らないと言うのかもしれない




もう残された時間は僅か
せめて夢を見れる内に
最も理想的なエンディングを描き終えよう
欺き合える一時が
虚しい本当の意味での幸福なのかもしれない

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ