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□mirror in mirror=Loop=
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信じられないと告げるべきなのか
どうせオマエは認めないだろう
俺を裏切るつもりでいるのなら
それなりの覚悟をしておくべきだ
奴と俺は全くの別モノ
軽く手なずけられるだなんて
間違っても思わないことだな




俺は自分自身に触れた真実だけを信用する
オマエの言葉の信憑性なんてどうでもいい
哀れな奴だと感じるのならそれも見当違い
どんな馬鹿の眼にも今のオマエが嘘をついている
その事実を見抜くことなど簡単なことだ
自惚れも大概にするんだな
利ある方へ利ある方へ
そんな赴きをする人間なんかに
用意されるエンディングは
きっとろくなモノじゃない




唯一遂げられる願い
それは死なのかもしれない
オマエにとって俺がどんな人間でもあっても構わない
隠している事柄
それに関わる人物
気に入らないだけだ
人生に後戻りはない
悔やまない為には?
俺はオマエを尚更見過ごせないわけさ
知らないが故の幸福なんて
所詮マスクを付けた肖像画
見慣れない傷に目をやる
そんな感情にセーブをかけることが
本当に正解なのか




わからないんじゃない
わかろうとしない上に
わかりたくもないんだろ
真実の重みに怯えている
様々な意味で不幸な人間
オマエが守れるモノなんて
何の変哲も無い自己愛的な気怠い日常と
どうでもいい当たり障りの無い平凡な墓




どうせまた始まるんだろ
無限ループ
死ぬまで続く

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