□原作沿い夢 double style(ハンター試験〜天空闘技場編)
□ヒソカvsカストロ戦
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「くっくっく、なるほど。キミの能力の正体は……キミのダブル…だろ?」
笑って言ったヒソカさん。
それに応えるためなのか、カストロさんがわざわざダブルの分身を出して見せる。ぇええー…;
『………アイツ、バカだな』
『…うー…、能力を見せて応えるなんて…;』
普通ならたとえ相手に能力を見破られても、あんな、能力を見せて応えるなんてことはしない。
ブラフを混ぜるとか黙って押し切るとか出来そうなものだけど…。ちょっとカストロさんもヒソカさんとは別の意味で理解しがたいなぁ…;
カストロさんなりの敬意の表し方なのかなぁ…。
『虎咬拳の威力といい…あのアホさ加減といい……たぶん本質は強化系だな、アイツは』
せめて、まっすぐな人とかバカ正直な人とか言ってあげようよ…ジャズ……。
カストロさんの"分身(ダブル)"の能力はまだ発展途上…。いや、カストロさんが強化系だとすると具現化系能力の"分身(ダブル)"はあの状態で完成形に至ってると言えるかもしれない。
となるとおそらくダブルは囮か、あのひらひらした衣装でできる死角を利用するためのもの。
本命はダブルの死角からの、本来の性質である強化の能力…虎咬拳での一撃ってことか。
シンプルなのに安定した連携でうらやましいな…。
こうやって外から見てる分には見破る事も難しくないけど、ダブルの存在を知らずに戦ったとして、戦闘中にそれを見切ってさらに反撃に出る…となるとちょっと難しいんじゃないでしょうか。
威力の高い虎咬拳を武器に押せ押せで来られたら、ダブルとの手数で訳わからない内にホントに押し切られちゃう可能性もあるし…。
キルアもそのカラクリと攻略難度の高さに気づいたのか顔を強張らせてた。
「勝てるんでしょうか…ヒソカさんは……」
そう呟いた瞬間ヒソカさんは…
自分の腕をく…く、
食い………
ぃいい〜〜〜〜っ…!?
ひぃ…もう僕、ダメ………
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