□原作沿い夢 double style(ハンター試験〜天空闘技場編)

□始末屋と11番目の蜘蛛
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※過去番外編です




「…オレが欲しいんだったらオレを探してみろよ。…そのときはたっぷり……相手してやるぜ……。あばよ」



始末屋ジャズ。
モノでもヒトでも、何でも『始末』するって文句で動いてる奴。
性格は一言で言うと変な奴。頭のネジがどっか吹っ飛んでる。

どこまでが本気かわからねぇが、手馴れた女みてぇに男に誘いをかける…変な男。

わがままでめんどくさがり。
そんでもって、ガキみてぇに意地っ張り。


一度として奴の本気は見たことねぇが…アイツはきっと強ぇえ。




「シャル、どうだ?」

パソコンに向かうシャルナークに、オレはその後ろから覗き込みながら聞いた。

「…うん。それっぽいのは見つけた。…それにしても大胆だね。「ジャズ=シュナイダー」でホテル取ってるよ。コレ、たぶん本名だろ?」

「さぁ?知らん。」

これで奴の次の仕事場とホテルの場所を押さえた。
ここんとこずっと、仕事場は押さえても遊ぶどころか逃げられっぱなしだったからな。
今日はホテルも調べあげた。…何で始めからこうしなかったんだろう。

ふっふっふ。今日は逃がさねぇぜぇ〜。
待ってろジャズ。


「でもウボォーがこんなに執着する奴も初めてじゃない?…そんなに面白いの?「始末屋ジャズ」って。オレも見に行くかな?」

「ダメだ。2人でなんか行ったらアイツはぜってぇ逃げる。もうずっとオアズケ食らってるから今日こそは遊びてぇんだよ」

「ふーん。じゃあしょうがないな。…今度いつか見せてくれよ」

「おお。…コレ、サンキュ。恩に着るぜ」

「そう思うなら金をくれって」

「オレは金は持たねー主義だ」

「ははっ。いってらっしゃーい」



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